彦根城のお膝元・夢京橋キャッスルロード。白壁や黒格子が続く街並みのなかで、ひときわ趣のある
古い看板を掲げているのが洋菓子の「三中井」です。
創業は戦後間もない昭和24年。配給が続くなかでせんべい屋から店を立ち上げ、やがて当時まだま
だ珍しかった洋菓子を手掛けるようになっていったのだとか。
開店当初からしっかり守り続けてきたという味
に親子3代、4代に渡ってファンという人もいて、
ケーキや焼き菓子はどこか懐かしいような優し
い味わい。
ここの焼き菓子やケーキなら、目上の人や年
配の方へのプレゼントに喜ばれること請け合
い!
バレンタインはもちろん、折々の手土産や進
物はここでという常連客も多いようです。
ショーケースに並ぶ生ケーキや焼き菓子、ロ
ールケーキ、パウンドケーキは、まさに正統
派、という趣き。
店頭にはカフェコーナーもあり、自家製ソフト
クリームは知る人ぞ知る人気商品。これを手
に城下を散策する人をちらほら見かけます。
ちなみに上の写真のケーキは、手前から「フ
ルーツロール」に「レアチーズ」、「ミルフィー
ユ」。それぞれ315円です。
そして、三中井といえば忘れてはならないのが広く遠方までその名を知られる「オリンピア」。表面を
包んでいるのは、シュー皮のような、クレープのような、軽くやわらかい独特の食感の生地。これに生
クリームとピーチを包み込んだ、甘さ控えめのフレッシュなロールケーキです。
「オリンピックに出場できるぐらいおいしいお菓子を」とい
う思いを込めて名付けられているんだそう。1カット315円、
1本1365円。季節限定でイチゴを入れたものは1本1680
円です。
また、数あるパウンドケーキのなかでもおすすめなのが、
「ショコラパウンド」。レーズン入りで洋酒をたっぷりしみ込
ませた大人の味。こちらは1本630円。
(左)クッキーの上に重ねたコクのあるアーモンドクリームが彦根城の石積みのような「彦根城」
105円。しっとりとした甘さが人気で、取材中、なんと数十個単位で買い求める人に遭遇!
(中)こちらは洋酒をきかせたフルーツケーキ「城下町」158円。
(右)詰め合わせの中に「ひこにゃんクッキー」(105円)を発見!
「三中井」といえば近江商人として名高い中江家の屋号。
戦前、朝鮮半島で約20店舗を数えた三中井百貨店がよ
く知られています。
実はここの大奥様である中江幸さんも、敗戦後の混乱期、
朝鮮半島から引き揚げて来られたお一人。幸さんのご実
家がある彦根に身一つで帰国し、ご主人とともに子どもた
ちを育てながらお店を立ち上げたのだそう。
並々ならないご苦労を重ねてこられた方ですが、その笑
顔にはこの店のケーキとおなじく深みのあるやさしさが浮
かんでいます。「お客様によろこんでいただけるのが何よ
り幸せ」と91歳の今も店頭でお客様を出迎えていらっしゃ
いました。
洋菓子 三中井
住所
滋賀県彦根市本町1‐6‐28
アクセス
JR彦根駅よりバス。本町キャッスルロード
下車すぐ
電話番号
0749‐22‐5953
営業時間
9:00~19:00
定休日
不定休
公式サイト
http://yumekyobashi.jp/
shop/shopinfo.php?shop=minakai
その他
P5台 イートイン可
商品によっては地方発送可
住所
滋賀県彦根市本町1‐6‐28
アクセス
JR彦根駅よりバス。本町キャッスルロード
下車すぐ
電話番号
0749‐22‐5953
営業時間
9:00~19:00
定休日
不定休
公式サイト
http://yumekyobashi.jp/
shop/shopinfo.php?shop=minakai
その他
P5台 イートイン可
商品によっては地方発送可
※情報は2008年1月現在のものです。
詳しくは直接店舗までお問い合わせください。